不動産買取でよくある悪質な手口
不動産買取でよくある悪質な手口は、以下の5つです。
- ・相場よりも大幅に安い価格で買い叩く
- ・契約後に一方的に減額する
- ・契約を急かして判断力を鈍らせる
- ・嘘の情報を伝えて契約させる
- ・高額な違約金を請求する
●相場よりも大幅に安い価格で買い叩く
悪質な業者は、売主が不動産の相場を知らないことをいいことに、相場よりも大幅に安い価格で買い叩こうとします。
例えば、本来なら1,000万円で売れる不動産を、500万円などの安価で買い取ろうとします。
売主が相場を知らない場合、提示された価格が安いことに気づかず、損をしてしまう可能性があります。
●契約後に一方的に減額する
契約前は高額な査定価格を提示しておきながら、契約後に「建物の状態が悪い」「市場価格が下落した」など、もっともらしい理由をつけて一方的に減額する手口もあります。
売主が契約解除を申し出ると、高額な違約金を請求されるケースもあります。
●契約を急かして判断力を鈍らせる
「今すぐ契約すれば、この価格で買い取る」「他に購入希望者がいる」など、言葉巧みに契約を急かして、売主の判断力を鈍らせる手口もあります。
売主が冷静に判断できない状況で契約してしまうと、不利な条件で契約してしまう可能性があります。
●嘘の情報を伝えて契約させる
「この地域は再開発される」「近々、駅ができる」など、嘘の情報を伝えて、売主を騙して契約させる手口もあります。
売主が嘘の情報に気づかず契約してしまうと、後々トラブルに発展する可能性があります。
●高額な違約金を請求する
契約解除時に、相場よりも大幅に高額な違約金を請求するケースもあります。
悪質な業者は、売主が違約金を支払いたくない心理につけ込み、不当な金額を請求してきます。
悪質業者に騙されないための対策
悪質業者に騙されないためには、以下の5つの対策を講じることが重要です。
- ・複数の不動産会社に査定を依頼する
- ・査定価格の根拠を確認する
- ・契約内容をしっかり確認する
- ・不動産会社の情報を確認する
- ・専門家に相談する
●複数の不動産会社に査定を依頼する
複数の不動産会社に査定を依頼することで、不動産の相場を把握することができます。
相場を知っていれば、悪質な業者に安い価格で買い叩かれるリスクを減らすことができます。
また、複数の不動産会社を比較検討することで、信頼できる不動産会社を見つけやすくなります。
●査定価格の根拠を確認する
査定価格だけでなく、その根拠も確認しましょう。
不動産会社によって、査定価格の算出方法や重視するポイントが異なります。
そのため、査定価格だけでなく、その根拠も確認することで、不動産の適正価格を判断できます。
査定価格の根拠を確認する際は、不動産会社に質問したり、査定報告書を見せてもらったりしましょう。
●契約内容をしっかり確認する
契約内容をしっかり確認し、不利な条件や不明な点がないかを確認しましょう。
契約内容に納得できない場合は、契約を見送ることも検討しましょう。
契約内容の確認は、弁護士や司法書士などの専門家に依頼することもできます。
●不動産会社の情報を確認する
不動産会社の情報を確認し、信頼できる会社かどうかを見極めましょう。
不動産会社のホームページや口コミ、評判などを参考にすることができます。
また、宅地建物取引業の免許番号や、所属団体なども確認しましょう。
●専門家に相談する
少しでも不安を感じたら、弁護士や司法書士などの専門家に相談しましょう。
専門家は、不動産取引に関する知識や経験が豊富です。
専門家に相談することで、悪質な業者に騙されるリスクを減らすことができます。
まとめ|不動産買取は慎重に!悪質業者に騙されないために
不動産買取は、早く現金化できるメリットがある一方、悪質な業者に騙されてしまうリスクも伴います。
本記事で紹介した手口と対策を参考に、悪質な業者に騙されないように注意しましょう。