住宅を購入する時にお世話になることが多いのが不動産仲介会社です。
不動産仲介会社は全国に数えきれないほど存在しますが、その中には悪質な業者も存在しますので、慎重に業者選びを行う必要があります。
こちらでは何を基準にして不動産仲介会社を選べば良いのかをご紹介します。
不動産仲介会社の役割と特徴
物件を購入する際には不動産会社を利用する方が大半だと思いますが、不動産会社には仲介会社と管理会社の二種類が存在します。
今回紹介する不動産仲介会社とは、売主と買主を繋ぐ橋渡しのような役割をし、その間で発生する仲介手数料が業者の利益となります。
⚫︎不動産仲介会社が行う業務
不動産仲介会社が行う主な業務は、土地、建物を買いたい、借りたい人と売りたい、貸したい人をマッチングさせることです。
つまり、あなたの代わりに購入や賃貸をはじめ、契約までを代わりに行います。
不動産に詳しくない一般人が購入や賃貸を一人で行うとなると負担が大きいため、それを代行して行うのが大きな役割です。
⚫︎仲介手数料の意味
部屋探しから契約までを不動産仲介会社に代わりに行ってもらうと当然費用が発生しますが、その費用というのが仲介手数料です。
大きな契約や手間のかかる案件である場合でも、お客様から取れる仲介手数料の上限は決まっており、400万円超の物件で、取引物件価格(税抜)×3%+6万円+消費税という計算式が定められています。
失敗しない不動産仲介会社の選び方
いざ不動産の取引を行おうという場合には、不動産仲介会社に依頼するのが一般的だとお伝えしてきました。
では、どういった業者に依頼すると失敗なく契約することができるのでしょうか。
⚫︎担当者の人柄や知識をチェック
結局、専門業者に依頼する際も人と人の関係となりますので、「どんな人が担当をしてくれるのか」という点に尽きます。
初めて会う担当者であれば、相手の人柄をはじめ、不動産に関する知識や経験が豊富であるか見ておきましょう。
キャリアが長い担当者であれば何かトラブルが起こったり、案件がスムーズに進まない場合も丁寧に対応してくれるはずです。
また、依頼者のニーズに合った提案をしてくれるかや、要望をヒアリングしてくれるかなども重要です。
⚫︎会社の実績をチェック
会社が大きければ大きいほど良いという訳ではありませんが、それなりに資本金があり、従業員の数が多いほど安定している企業だと言えます。
また、会社の規模が大きいとそれだけ多くの案件を取り扱ってきた証とも言えますので、規模や実績についてはあらかじめ確認しておくと良いですね。
⚫︎地域密着型であるかチェック
地域密着型であればあるほど、その地域の物件や周辺環境に精通していると言えるでしょう。
例えば、A市の物件を買いたいと思っているのに、B市の取引しかしたことがない業者に依頼すると、詳しい情報が得られなかったり、周辺環境についても明確に教えてもらえない場合があります。
地域密着型であり、あなたが希望する地域の取引数が多ければ多いほど、安心して依頼できます。
まとめ
初めて不動産取引を行う方の多くが、「どんな業者を選ぶべきか」と迷ってしまうでしょう。
いきなり一社に決めることは難しいと思いますので、まずは下調べした上で気になる複数の業者に実際に相談しにいった方が良いですね。